一生続くカードローン
気軽に借りれるカードローン。
臨時の少額の借り入れ必要で、かつ返済の目途がついてる場合には助かりますよね。
一方で、生活が苦しかったり、他の返済があって止むなく限度枠一杯まで借りてしまった方も多いんじゃないでしょうか。
私もそうです。
カードローンは借りたり返したり、"ある"意味便利ですね。
ですが、気軽に借りれてカードローンですが、いつかは完済するだろうと安易に考えていると一生終わりません。
(ショッピングのリボ払いも同じ)
カードローンを借りている方、「自分の借金、いつ支払い終わるんだ?」って思ったことありませんか?
今日は、カードローンの支払い回数と、支払い総額について書きたいと思います。
借金返済方法には大きくわけて、"元利均等返済"と"元金均等返済"がありますが、ほとんどの金融機関は元利均等返済を採用していると思います。
詳しくは他のサイトを参考にされてみて下さい。
今回は例として、R天銀行のカードローンを参考にさせていただきます。
審査に通って借りれた時は、「助かった!」「R天銀行様ありがとうございます!」の心境です。しかし、このカードローン、果たして完済できるんでしょうか?
R天銀行のカードローンは、残高スライドリボルビング返済方式です。
何やらスライドってところがややこしいです。
元利均等返済だけなら紙と鉛筆で計算できるんですが、スライドというところが煩わしいのでエクセルを使って借金の返済残高を計算してみました。
月々の返済額は、下の表のように決まっています。
(100万円を超す部分については省いています)
残高いくら以上は何円の支払いという決まりは、金融会社ごとに多少違います。
自分のカードローンいつ終わるんだ?と計算方法がわからない方は当方までお知らせ下さい。マクロを作りましたので簡単に計算できますよ。
あくまで参考ですけど。
100万円のカードローンをコツコツと毎月決められた額だけ返済した場合の様子を下のグラフに書いてみます。
100万円以下ですので、金利は所定の14.5%にしました。
1年間、欠かさずに最低支払額の1万5千円を支払って、
その期間、支払った金額の合計は、18万円。
元金は約4万円しか減っていません。
1年間の利子の合計は約14万円円です。
安易に借りた方は、「12カ月も1万5千円も払い続けたんだから、最低10万くらいは減ってるだろ」
みたいに甘いことを思ってると、残高を見て、
「ウキョー!!ぜんぜん減っとらんやん!!!」
とショックを受けるかもしれませんね。
返済1年後、
借りてる側の人:「毎月返済していたおかげでまた4万円借りることができてよかった。でもまた借金100万円か。。」
金融会社:「年間、14万円のお利息ありがとうざいます。もっとお借り下さい。でも破産しないで下さいね」
借金ない人:「貯金が18万円もできたし、海外旅行にでも行こうかな」
なんて思うかもですね。
100万円の借金があるかないかでこんなに違います。
(小口のカードローンが複数ある方は、金利も高いので、利息は更に膨らみます。
低金利のおまとめできるといいですよね)
更に、最後まで支払った場合、
支払い回数は、なんと、292回!(24年4カ月)
総支払額は、約236万円にも上ります!
総支払額は借りた額の倍以上です!
グラフが滑らかに減少していないのは、返済額がスライド式に変動するためです。
(実際の金額は、手数料や、日割り分で若干違うと思いますので、詳しく知りたい方は、自身の借り入れ先から直接お聞き下さい。あくまで参考ということでお願いします。)
これは、あくまで、順調に返せたらのシミュレーションです。
生活が苦しから借金した方は、元々生活が苦しい上に月々の借金返済が加わるわけですから、更に生活は苦しくなるでしょう。しかも、元金はほとんど減らない。頑張って返済し続けても、緊急の出費などもあるでしょう。そうすると、他の金融会社からも借りることになって多重債務、自転車操業に真っ逆さまです。
また、残高が減ってくると、スライドリボルビング方式ですから、月々の返済額も減ってきます。支払いが少なくて助かる一方で、また借りてもいいかな。。と悪魔が甘くささやきます。カードの限度枠も増えてるかもしれません。
そして、永遠に銀行、信販会社や消費者金融業者様の奴隷として一生を過ごすはめになっちゃいます。
カードローンを完済するには、当たり前ですが、毎月ちゃんと返すこと!
ちょびちょびした返済でも、新しい借金さえしなければ、いつかは終わるんですから。
でも、新しい借金をしないためには、生活の根本的な見直しをしなきゃいけません。
生活の根本的な見直しをするには、相当の意識改革が必要です。
そして、意識だけじゃなくて、何かを変えなきゃ何も変わらない!
気軽に借りれたカードローンですが、完済するには鬼のような強い意志が必要なんじゃないでしょうか。
一方で、ちょこちょと返していたのでは自分のお葬式までに返済が終わるかどうか。。
シミュレーションでよく解りましたが、完済のためには繰り上げ返済や、追加の返済が必要です。
このブログでは、
◇生活プランの見直し
◇節約術
◇繰り上げ返済
を重点的に書いていきたいと思います。
たまには愚痴や弱音も吐くと思います。
あと、無理な節約生活は続かないんじゃないかと。
(ダイエットと同じですね)
◇安くて楽しい趣味
についても書けたらと思います。
そして、カードローン以外のおまとめローンの返済についても3年以内に返すのが目標です。
よろしくお願いします。
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